2019/08/27 10:44
ミラノ郊外のアウトレットといえば従来はフォックスタウンが有名だった。ただ立地がスイス領で免税の煩雑さがあり、最近はミラノ郊外のセッラヴァッレ(SerraValle)が人気と聞く。ロケーションはミラノ中央駅からバスで約1時間…ミラノ郊外というよりジェノバに近い。アウトレットツアーバスはZani Viaggi (催行会社)かVeltra.com(日本の予約サイト)でオンライン予約が可能。スマートフォンからも簡単にできるので、日曜朝のミラノ中央駅からバスに乗って出かけてみた。
(1)アウトレット施設のエントランス
バスの乗り降りは予約時に送られてきた返信メールに添付されたeチケットを見せるだけ、帰りのバスは到着時と同じ場所から出発するので心配することは特にない。ただしアウトレット内で免税手続きを行い返金分を現金で受け取る場合(ローカル通貨のユーロ以外を指定、訪問時はその後にイギリス移動を控えていたのでポンドで返金してもらった)は時間の余裕を見ること。復路のバスに乗り遅れては大変だ。
(2)施設内のショップの様子
ミラノ郊外なのでイタリアンブランドが中心だがPolo Ralph LaurenやBrooks Brothersなどアメリカンブランドもある。人気はGUCCIとPRADA、一時期よりアジアの観光客が減ったとはいえ人気の店は人も多い。午前中ならば(バスも一日数便あるので早い時間帯のバスを予約したいところ…)空いているのでショッピングしやすい。訪問時は日曜日だったが思ったよりもゆったりと買い物ができた。
(3)グッチで靴を買う

(4)ラルフローレンで買う

イタリアでもイギリスでもラルフローレンの商品展開は共通だがビッグサイズが多い。マイサイズはアウターならS、シャツもスリムフィットならばMだが定番はSなのでサイズ切れも多い。チノパンツやジーンズなどは30インチ以下は殆どなくインシームが32インチなので足が短い身としては苦労した。本国サイトで売り切れのカーディガンとプレッピーなBDシャツにエンブロイダリーパンツを購入。
(5)ランチで休憩

アウトレットモール内は気の利いたカフェやおいしいレストランが充実している。このあたりはアメリカや日本、イギリスなどと比べて食の王国イタリアらしい。クラフトビアを飲ませる店を発見(Ham holy burger)、晴天のミラノは空気が乾燥しているので喉が渇く。冷えたビールと手作りのバーガーでしばし休息、午後のショッピングに備えるも良し…
(6)イタリアンブランドを買う

ブリオーニやキトン、イザイアといったクラシコイタリアからラルディーニやボリオリなどモダンクラシックなブランドまで種類は豊富。せっかくなのでイタリア製にこだわって散策、目についたのがヤコブコーエンだった。今はレディスも展開するトータルブランドらしく、ジーンズ売り場は奥の一角にあった。ここでも定番のJ622を購入。こちらはサイズ切れもなくゆったりと試着できるのでお勧めだ。
ミラノで1日自由時間があればドゥォモ付近のガレリア(アーケード)でブランド品を買う人が多いのだろう。わざわざセッラヴァッレデザイナーアウトレットに来る人はリピーターかもしれない。それでもロンドン郊外のビスターアウトレットが大混雑するのとは様子が違う。思い切って来る価値は大いにあり…そんな気持ちにさせるセッラヴァッレアウトレットの一日だった。
by Jun