2023/09/23 09:29

いよいよ今回の旅行も最終日。僅か3日間だが快適なロンドン生活を支えたアパートや古いエレベーターともお別れだ。フランスもイギリスも4年前とは比べ物にならない物価高。日本も「物価高…」と報道されているがいざ海外旅行に出てみると日本の物価上昇が穏やかなものだと気付かされた。
「海外では~」と日本を批判する人を「出羽守(でわのかみ)」或いは「日本は終わりだ~」と嘆く人を「尾張守(おわりのかみ)」という俗語があるそうだが上手いことを言うものだ。外から見ると日本の良さも課題も見えてくると言われるが、今回の旅行では特に日本の良さを実感するができた。
そこで今回はロンドンを後に帰国するまでの長い1日を紹介しようと思う。
※扉は倫敦のアパート内にあるエレベーター
(1) 掃除を終えたリビング

立つ鳥跡を濁さず…後で清掃が入るのだろうがせめてもとビンカンやごみ、ベッドリネンやタオル類をまとめておく。サッカーのワールドカップ観戦でも試合後の日本人サポーターによるスタジアム清掃が話題となった。試合の結果がどうであろうと「来た時より綺麗に」を実践する姿を見習いたい。
(2) パディントンにて

旅行の初日に空港で購入したモバイル往復チケットで再び改札をくぐりパディントンエクスプレスへ乗車、一路ヒースローへ。所要時間は15分。開業したのは1998年だったがそれより前は地下鉄のピカデリーラインで空港まで50分かかって移動したことを思い出す。25年前とは比べ物にならないくらい快適だ。
(3) ヒースローに着く

JALはヒースローのターミナル3。地下駅からリフトに乗って出発ロビーに向かう。思ったよりも早く着いたのかチェックインカウンターは閉まっていたので搭乗手続き開始までファーストクラス用の休憩エリアで待つこと暫し。やがてスタッフの案内で手続きを済ませ出発ゲートへ…さあロンドンとはお別れだ。
(4) 搭乗券と旅券

搭乗券とパスポートを持って出国手続きを済ませラウンジへ。復路はファーストクラス、ブリティッシュエアウェイズのラウンジで寛ぐのが楽しみのひとつ。その前に買い残しがないかDUTYFREEエリアを散策。買物にはパスポートと搭乗券が必要なので内ポケットに入れて直ぐ出せるように準備するなど買う気満々だ。
(5) 免税店

ヒースローの免税店エリアはショップがまとまってあるので見やすい。高級ブティックが並ぶエリアもあるので財布のひもがついつ緩くなりがちだ。ただし円安ということもあって免税店とはいえ価格は日本の店頭価格とあまり変わらない。スマホで国内価格と比べつつ見て回ると時間がかかる。
(6) レイバンを買う

70年代後半に買ったアメリカ製のレイバンをいつの間にか失くしてしまい、それ以来ゴールドフレームのティアドロップ型を探し続けていた。せっかくの機会だからとアイウェアのコーナーに立ち寄る。「良いな…」と思うレイバンを発見しつつ他の売り場に浮気したすきになんと「売りきれ」になっていた。
(7) 価格差

ということで本腰を入れてレイバンコーナーであれこれ試す。いつの間にかレイバンは全てイタリア製になっていたようだ。新型のアヴィエイターを購入。国内価格が23,980円のところ免税店では20,900円。約3,000円のお買い得だった。後でウィスキー売り場も回ったがひょっとして日本の方が安いかもしれない…。
(8) ルイヴィトンの免税店

以前はなかった空港内のルイヴィトン免税店。ロンドンやパリの路面店と比べて品数を絞っているし商品も中価格帯が多い。他にもエルメスや英国ならではのポールスミスなど見て回るうちにラウンジに移動する時間が来てタイムアウト。丁度足も疲れてきたのでブリティッシュエアウェイズのサロンへ…。
(9) ファーストクラスのラウンジ

こちらがファーストクラスのラウンジ。ビジネスクラスとはゆったり感が違う。多分席数が圧倒的に少ないのだろう。写真のバーカウンターやビュッフェ、ドリンクバーやシャンパンコーナー…どこに座ろうか迷うほど。専属シェフのいるダイニングを期待したが残念なことにクローズしていた。
(10) シャンパンコーナー

シャンパンコーナーで好きなシャンパンを注いだら窓際に座って離発着する飛行機を眺める。写真のキャップは今回の旅行用に当ブログで紹介したBATTENWEARのもの。旅行中は毎日被っていたが型崩れせず。中々良いブランドだ。外は時折小雨の降る曇り空。東京は猛暑日だというのにロンドンの気温は20℃…名残惜しい。
(11) 機内サービス

復路の楽しみがファーストクラスの食事。席が広いのでオットマンに座れば向かい合わせで食事ができる。テーブルが広いので料理を乗せるスペースも十分。まるでレストランのようだ。糊のきいたテーブルクロスが食事への期待感を高める。スモークサーモンのタルタル(アミューズ)とともにディナータイムの始まり。
(12) サロンに代わるもの

JALのファーストクラスといえば他では味わえないシャンパン「サロン」が有名だが残念なことに日本発のみ。メニューの中から海外発限定の二コラフランソワ「ビルカールサルモン2008年」にトライしてみる。最低10年の熟成を経て出荷される「少量逸品主義」ということで最後の晩餐にピッタリだ。
(13) 小皿五彩

和食の前菜は小皿5品。メニューによれば一番奥から「サーモン」奥左が「信田巻き」右奥が「烏賊と葱」手前左が「海老団子」手前右が「キャビアと唐墨」とある。ブログ内コロナ後の海外旅行(その1)でも触れたがロンドンやパリなど和食が根付いた国を出発する便なら和食のチョイスもありだと思う。
(14) 飲み比べ

こちらはファーストクラスで出された日本酒飲み比べ。右から三重の酒「作(ザク)」中央が兵庫の「磯自慢」左が三重の「而今(じこん)」。特に左の而今が好みだ。而今の製造元は木屋酒造、生産数が少なく既に完売のようだ。機内でこれだけボトルをテーブルに置けるのもファーストならでは。
(15) 洋食の前菜

こちらは洋食の前菜。フランス産の養殖キャビアとマスカルポーネチーズにプチパンケーキの一皿。最近は日本産の養殖キャビアも出回っているが日頃味わう機会は中々ないもの。昔からファーストクラスの「キャビア」といえばゴージャスさを演出する定番メニュー。限定シャンパンと一緒に味わう。
(16) 椀もの

(17) 主菜

(18) 到着前の軽食

(19) 空から見た東京

(20) 新幹線車両基地

(21) 入国審査場へ向かう

空港からリムジンバスに乗って最寄り駅まで移動。バスの中から外を眺めるとガソリン価格が出発前より値上がりしているのに気付いた。因みにイギリスでは1ℓ≒280円、フランスが1ℓ≒300円と日本より5~6割増し。「そんなに高いのか…」と思うかもしれないががそれでも価格上昇を抑制している方だと思う。
交通機関でみると地下鉄の初乗りがロンドンでは2.7£(500円)と日本の2.7倍、パリが1.9€(300円)と日本の7割増し。ロンドンの地下鉄の高さが突出するものの公共交通機関ということもあってやはり物価上昇を抑制している。ところが外食産業は利上げの度に価格が上昇し続け今や信じられない価格になっていた。
日本のカフェならハムエッグトーストセットが600円のところロンドンだとツナサンドとコーヒーで1,600円と約2.7倍、サンドウィッチ単体なら日本の230円~に対してロンドンは970円~と4.5倍。パリも似たようなもので日本のサラダバーが800円なのに対してパリは2,500円と3倍以上。目を丸くする毎日だった。
次はアメリカ長期滞在をと考えているがそれまでに少しは円高にならないものか…。
By Jun@Room Style Store