2025/01/11 06:49

前回のブログでもお伝えしたが米国ラルフローレン公式サイトが今熱い。ラルフローレンビンテージと命名した公式リユース販売が始まっただけでなくRRLコーナーでは実際にビンテージものまで販売している。相変わらず国内では閲覧できない状態が続いているが米国内ならば日本の端末でも自由に閲覧できる。
他にもVPN経由で閲覧可能らしいが問題は商品が買えないこと。従来から日本へは発送不可だったが数年前から日本のクレカも使用不可になった。米国サイトを見て欲しい商品があっても購入するのはハードルが高い。とはいえ見てるだけでも参考になる。何しろアメリカのリユース市場はダイナミックだからだ。
そこで今回はラルフローレンの米国サイトを中心に最新情報をお届けしようと思う。
※扉写真はSALEが始まった日米公式サイトのトップ頁
【公式リユース販売から】

こちらがメンズ公式リユース販売コーナーのスタートページ。洗い立てのようなポロのポロシャツが「いったいどんなビンテージものがあるのだろう…」と期待感を持たせる。驚くのは見る度にSOLD OUTがどんどん増え、替りに新しいビンテージものがラインナップされているところ。セールスは順調なようだ。
(1) ケーブルニット

当ブログでいち早く紹介したケーブルニットもすでに売り切れ。日本円だと55,250円と「リユース品にしては高いな…」と思ってしまうところが今の日本の現状を表している。TVで「昔は日本のビッグマックが世界で一番高かったのに今では44位」と目下の円安による影響を分かりやすく指摘していた。
(2) Roomストア内

ルーム内の商品は自分で着たいと思うものを仕入れている。こちらはebayで新古品を購入したものだがセラーも昨今のリユース品の価格がこれほど高騰すると予測できたなら簡単に手放さなかったに違いない。ブームの影響なのか最近のebayは以前のようにこれは…と思う商品が中々見つからないしあっても高い。
(3) ダッフルコート

こちらはアメリカ製のダッフルコート。案の定早い段階で売り切れていた。今シーズンの中国製ダッフルコートはMoon社のウールツイル地を使用し、ライニングがキルトという防寒性抜群のスペックだが1990年代の一重仕立てのダッフルコートに惹かれるのは単なるビンテージだけではない何かがあると思う。
(4) Roomストア内

実際に色目を見た訳ではないが公式リユース品はフォレストグリーンに近い感じか。一方ルームのダッフルコートはミリタリー調のカーキグリーンに近い。好みの分かれるところだ。昔の製品は高品質な素材を用いて耐久性があるため環境への負荷も少ないとか…ポロが公式リユース販売を始めたのと関連がありそうだ。
(5) バーンジャケット

こちらも早い段階で売り切れとなったバーンジャケット。ラルフローレン社でも年代表記がないようだが1980年代終わり~1990年代中頃までのものではないだろうか…。ポロダンガリーズの名で展開されていたもので最近も復刻している。ただ当時はMADE IN U.S.Aの文字が入っていたが今はない。
(6) Roomストア内

ルームでは新品のデッドものかつ当時のフラッシャー付きでストックされている。着るもよしラルフ好きとしてはコレクションとして保管しておくのも悪くない。実は日本でもポロラルフローレンとブルックスブラザーズのリユース価格がじわじわと上昇している。古着ブームは未だ去らず…のようだ。
(7) マッキノー

1989年発売のマッキノーコートもSOLD OUT、Roomの品揃えと被っていた5つの商品のうち4つが売り切れたことになる。アメリカのリユース市場は成長力と多様性から他国とは一線を画すそうだ。とにかく活気がある。数年遅れでアメリカのトレンドが日本に来ることを考えればリユース市場の動向は要注目だ。
(8) Roomストア内

こちらは池袋で購入。銀座や原宿に路面店が出来ても池袋のポロラルフローレン売り場は日本で最初にポロを仕入れた西武百貨店の自負が感じられた。伊勢丹新宿は中々ポロを招き入れることができなかったことを思い出す。その池袋西武も今やヨドバシが進出、栄枯盛衰を身近に感じる。
(9) リユース販売で一番高価な品①

ところでリユース販売の中で一番高価なものは…と調べた結果がこちらだ。1989年発売のダウンジャケットはダウンヒルスキーヤーと星条旗がデザインされたもの。なんと値段は2750㌦。日本円で434,000円だ。ムーレのダウンを凌ぐが果たしてSOLD OUTのタグが付くか…時々チェックしてみたい。
(10) リユース販売で一番高価な品②

こちらも同じく2750㌦の値がついたジャケット。しかもダウンではなくウインドウブレーカーのような薄手のものらしい。やはりレアなイラストが高値を呼ぶのだろう。値付けは規則性があるようでダッフルは995㌦、レア度が高い希少ジャケットは2750㌦といったランクが設定されているようだ。
【日米サイト比較】
さてここからは日米公式セール価格を比べてみよう。
(11) ツイルパンツ

秋冬ものながらコットンとリネンの混紡生地。RRLお得意のストライプパンツだ。価格は244㌦、為替レートで約38,600円。ただしクレジットカード会社で購入したとすると手数料が2.2%加算されるので38,600×1.022=39,450円。日本の公式サイトの方が若干だがお買い得ということになる。
(12) カーディガン

次はRRLの定番ショールカラーカーディガンの登場。インディゴ染めの糸を用いたRRLらしい仕上がりだ。RRLは他のアパレルにない個性がある。買って着て所有し続けても後悔しない。664㌦の価格は約105,000円。手数料込だと105,000×1.022≒107,310円と価格差は殆どなくなってくる。
(13) チェックシャツ

次はコットンツイルのキャンプシャツ。田舎暮らしでは必需品の作業着もRRLが作るとお洒落なシャツに早変わり。アウターの色目に合わせて何色も揃えたくなる。価格は米本国が159㌦、日本円に換算した25,130円にカード手数料を掛け合わせると25,130×1.022=25,682円と日本が割安のようだ。
(14) スポーツコート

今度はテーラードもので比べてみよう。リネン混のジャケットはパッチ&フラップポケットのトラッドタイプ。ヘリンボーンツイードのような生地感がそそる。価格は米国が554㌦、円換算では87,540円になる。手数料を加えると87,540×1.022=89,465円。日本は100,100円だからジャケットは米国が割安だ。
(15) ブリーフケース

RRLは今やトータルブランド。靴や鞄もラインナップされている。スウェットにデニムとこのバッグで出勤…今ならそんな社風の会社も増えているはず。米価格は244㌦。換算すると38,600円に手数料を掛けて39,500円と日本に近いが米本国の方が若干割安。ただし輸入コストを考えれば日本に軍配が上がる。
(16) ワークシャツ

背中にグラフィック(イラスト)入りのオーバーシャツ。タックアウトして着るタイプだ。米本国が244㌦の価格を円換算して38,600円。決済手数料を加えると39,500円になる。日本の販売価格は42,350円なのでアメリカの方が安い。とはいえアメリカに住んでアメリカで買うならば…の話だが。
(17) キルトシャツ

ミリタリー調の色目がグッとくるキルティングシャツ。これもタックアウトして着るタイプだ。価格は米本国が279㌦。日本円で44,140円になる。カード手数料が加わると45,110円。今度は日本で買う方がお得となった。色々比べてみたが以前と違いRRLの内外価格差は殆どないことが明らかになってきた。
(18) カバーオール

時々Roomにも問い合わせのあるオーバーオール。カバーオールと呼ぶらしい。ガレージで車やバイクをレストアする時に着ると様になりそうだ。価格は米本国489㌦を円換算して77,345円、カード手数料を加味すると79,046円になる。一方日本は86,240円だからこの商品は日本の値付けが高い。
(19) デニム

数少ないアメリカ製リミテッドエディション品。日本産セルビッジ生地を用いたスペシャルなデニムだ。米本国349㌦は日本円で55,200円になるが決済手数料が加わって56,415円。日本の55,440円に軍配が上がる。しかも足の短い自分ならレングス30インチが豊富な日本の方がショッピングしやすい。
(20) スポーツコート

再びジャケットに戻って今度は千鳥格子のアンコンジャケットを比較。(14)のジャケットと同じく米国は87,450円で日本が100,100円。なぜかジャケットは日本の方が高いので調べたら関税率がシャツ類より高く設定されているようだ。ポロに限らずブルックスでもそうだがテーラードものが海外より割高なのには訳がありそうだ。
(21) アンコンジャケット

さらにジャケットを比較。今度はよりカジュアルなコットンジャケットだ。484㌦は約76,570円。決済手数料込で78,260円になる。一方日本では73,920円と今度は日本の方が割安になっている。ひょっとしてジャケットよりも簡易な作りゆえか関税上の扱いがシャツに分類されているからだったりして…。
(22) ビンテージコーナー

最後にRRL内に設けられたビンテージコーナーを訪門。リユース販売と異なり本物のビンテージものを扱っている。自社製品以外をラインナップするところがアメリカらしくもある。実は日本でも原宿の路面店で一時期ビンテージのミリタリー物を扱っていたことがある。流石にどれも素晴らしい品々だった。
(23) 気になる商品

こちらはリアルな米空軍のフライトジャケット。1961年もののL2Bと書かれている。MA-1とよく似ているが中綿の入っていないL2Bは低空域用、エポレットが付いているので違いがすぐに分かる。サイズはアメリカらしくXLと大きめだが何より価格が凄い。なんと1950㌦だから日本円で308,500円だ。
日本ではralphlauren.comと入力しても日本サイトに誘導されるがアメリカ本国サイトを見たなら満足度はかなり高いはず。リユース品に加えリアルビンテージまで用意するなど訪問客が満足する仕掛けが散りばめられている。しかも今は専用アプリまであるらしい。久々に時間が経つのも忘れて見入っていた。
オールデンやニューバランスなどアメリカからの輸入品は値上げが凄まじいが靴の高関税もあって内外価格差は埋まらないま。ところがラルフローレンジャパンでは内外価格差が殆どないことが分かった。アメリカ本国で買うと日本よりも安く買えたのは昔の話、今やものによっては日本が割安なことも多い。
となると本国サイトへのアクセスを遮断する意味はないと思えるのだが…。
By Jun@Room Style Store