2026/02/16 09:36

2月中旬に入り週末は春を思わせる陽気に思わずスエット姿で散歩を楽しんだ。皇居梅林坂の梅もそろそろ見頃を終えるとのこと…桜の花より控え目なこともあってつい見過ごしてしまうが旧暦の2月は「梅見月」とも呼ばれ梅の花見を楽しむ時期を指すそうだ。
近所の庭先にも桃色の花が咲いていた。別名「春告草」と呼ばれる梅だがまだ寒暖差は大きく急な冷え込みや雪が降る可能性もあると気象庁は呼びかけている。ただ長期予報では2月下旬から気温が上昇、3月は気温が高く暖かい春の訪れが早まる見通しだとか。
少しずつ冬物の整理を始めつつどうせならRoom内の冬ものを紹介しては…と思い立った。ということで今回は「ピンタレストを活用したコーディネート」続編をアップしてみた。
※写真はピンタレストからフェアアイルの着こなし例
【ポロコート】
(1) ピンタレストより①

前回のブログでも「ポロコートの着こなし」アイデアが沢山見つかると書いたがこちらはベージュのポロコートにグレー×ホワイトとの組み合わせ。ブルネロクチネリ風の組み合わせだ。インナーのウールフーディーはカシミアジャケットやチェスターコートとも抜群の相性。
【参考資料】

インスタグラムに投稿したグレーとベージュの組み合わせがこちら。NYCのフォロワーさんからNiceのコメントをいただいた。聞けばその方はステファノべーメルの関係者だとか。ブルネロクチネリ風グレージュなコーディネートにすぐさま呼応してくれた。
(2) Room提案

こちらはRoomの提案。地厚なホワイトのコットンパンツとヘンリーネックタイプのウールフーディーの組み合わせ。色が少し寂しいと感じたら差し色にリボンベルトもありか…。きつく締めても緩むのでベルトとしての機能は今ひとつだがアクセントとしては便利だ。
(3) アイテム

ポロのウールフーディーはイタリアンウールを使用した肌触りの良いもの。カラフルなアイテムの多いポロにしては珍しく控え目で上品なアイテムだ。リボンベルト以外にも差し色が欲しい時は巻物が手っ取り早い。写真はフリンジを束ねてタッセル状に仕上げたマフラー。如何にもポロらしいデザインだ。
(4) ピンタレストより②

こちらはスーツとポロコートの組み合わせ。ポロコートは本来ポロ競技の合間に身体を冷やさぬよう着られたのがルーツ、カジュアルに着るのが王道のコートだと思う。とはいえ最近はスーツに合わせる例も多い。写真はポロショップでのディスプレイを撮影したものだろう。
(5) Room提案

せっかくウールフーディーで淡いグレーとの組み合わせを提案したのでスーツもライトグレーを用意。チョークストライプスーツとクラブカラーのクレリックシャツとラルフお得意のピンでディンプルを持ち上げたクレストタイの組み合わせ。中々良い雰囲気だ。
(6) アイテム

スーツはポロラルフローレン1991年秋冬コレクションから。NYマディソン街の本店で購入したものだ。日本に帰国して懇意にしていたオンワード系ポロショップの店員さんに頼んで直しを入れた記憶がある。当時はオンワードとダーバンが国内ポロショップのライセンシーだった。
(7) ピンタレストより③

ポロラルフローレンといえばフェアアイル。本場フェア島産ではないが毎年リリースしている。ツィードジャケットの下から覗く幾何学模様が見せ場の着こなし。例によって小ぶりな丸襟のコントラストカラー(正式な呼び方;クレリックは和製英語)シャツにディンプルを小さく結んだタイがラルフらしい。
(8) Room提案

コットンとカシミアの混紡フェアアイルは肌触りの良さと落ち着いた色目が特徴、番手の細い糸で織られた薄手のニットなのでジャケットもツイードより柔らかなタイプをチョイス。素材はメリノかラムズウールか…パープルレーベルらしいソフトなジャケットと相性が良い。
(9) アイテム

度々登場するクラブカラーシャツは元ハンツマンのカッター、ロバートベイリービスポークのカスタムシャツ。久々に作ってよかったと思える優れものだ。肝心のフェアアイルカーディガンはポロの旧タグ、表面が毛羽立たっていないのでクリーンに見える。
(10) ピンタレストより④

こちらはオレンジのケーブル編みセーター(恐らくカシミア)が気になってピン留めした写真。ここでもBDシャツのボタンを外してわざわざカラーピンを挿入、ディンプルを持ち上げている。ジャケットは柄の異なるパッチツイード、しかもその中の一つがベストと共布という凝った着こなしだ。
(11) Room提案

ルームではドネガルツイードのベスト(ビスポークスーツから)とポロのビンテージジャケット(ブルーミングデールズ別注)に濃い目のダンガリーシャツを用意。ピンを挿して小さく結んだクレストタイのディンプルを持ち上げ、カシミアセーターを肩にかければ完成だ。
(12) アイテム

カシミアのセーターは発色の良さが特徴、他にもイエローやグリーンなど多色展開されていた。因みにカラーピンを襟に挿すと跡が残るが軽く引っ張るうちに消えるのでオックス地やダンガリーなど番手の低いシャツはそれほど気にする必要はなさそうだ。
(13) ピンタレストより⑤

今度はノータイのコーデ。フェアアイル同様ここではラルフ好物のクリケットベスト(ここではセーター)が肝になっている。シャツの裾が出ているのは着こなしのアクセント、だからといって丸ごとこの組み合わせで街を歩くこともないだろうがラフな着こなしのイメージは十分伝わる。
(14) Room提案

ゴードンタータンのシャツはアメリカ製、廃業したガーランドのものだ。ピンタレストのピンに倣ってシャツの裾を出してみた。クリケットベストは英国のロックフォーズに別注したカスタム品。自分でVネック部分と裾にストライプを入れられるのが楽しい。
(15) アイテム

ツイードジャケットは1994年秋冬コレクションのスーツから引用。シャツはシップスのものだ。因みにオーダーメイドのベストだがストライプ部分は網目数を指定している。中央のイエローが3でワインが2、大外のネイビーが3という具合だ。自分だけの1枚が手に入るのが嬉しい。
(16) ピンタレストより⑥

今度は大柄ジャケットの着こなしが目に付いたのでピン留め。キャンベルタータンだろうかブラックウォッチにイエローとレッドの格子がかなり大胆に入っている。その分シャツは白無地と控えめ、相変わらずのクラブカラーだが珍しくシャツにピンを挿していない。
(17) Room提案

よく似たツイードジャケットを用意、ただし赤の格子が入ってないので控え目な印象だ。せめてもと白無地シャツの襟にカラーバーを挟んでネクタイのディンプルを持ち上げてみた。パンツはチャコール無地のビスポークスーツから組下を拝借。ベルトレスなのですっきりしている。
(18) アイテム

イタリー製のジャケットは日本展開のショートサイズ。着丈が短いのでヒップが半分くらい出る。若い人なら似合うだろうが昔のアイビー世代にはなかなか慣れないシルエットだ。シャツの襟下にチラリと見えるカラーバーはネクタイの着こなしに変化を付けられるのでお薦めだ。
(19) ピンタレストより⑦

最後はバーシティージャケットのショップディスプレイ。ボーダーのニットタイが春夏っぽいのが少々気になるもののツイードベストを下に着こむアイデアはぜひ参考にしたいもの。ここでもやはりクラブカラーのクレリックシャツを合わせている。
(20) Room提案

襟付きベストは重宝するのでツイードスーツをオーダーするならぜひ「三つ揃えにしてベストは襟付き」を指定すると良い。アイビー世代はスタジャンといえばBDシャツに蝶ネクタイのイメージだがここでは結び下げのタイと白無地のドレスシャツを組み合わせている。
(21) アイテム

袖筒がレザーの本格的バーシティージャケットは少数派、袖筒がボディと同じ生地の方が主流だ。工程や価格、着心地を考えてのことだろうがアイビー世代にとってスタジャンといえばメルトンとレザーのコンビが定番。ラルフローレンはその辺を良く分かっている。
AIによれば長年にわたる過度な拡大や過剰なサブブランド或いは店舗等での大幅な値引きがラルフローレンブランドを希薄化させていたと指摘。最近はブランドのラグジュアリーイメージを保護するため低価格帯、大量生産、低位の製品を削減しているという。
確かに随分前からセールは30%以上値引きせずRRLやパープルレーベルなどは売れ残ってもファミリーセールに回さずキャリーオーバーしているようだ。一方でアウトレット店舗を覗くと正規品は殆どなくて大半はアウトレット専用品という状況になってる。
1980年代にファンとなって40年、流石に最近はポロブランドを買うこともなくなったがRRLはまだ後ろ髪を引かれる思いがある。最近もリミテッドエディションのデニム&デニムジャケットを予約したばかり。今暫くはウォッチングが欠かせなさそうだ。
By Jun@Room Style Store
