2026/05/09 06:00

前回は四国全県巡り最初の愛媛県は松山での様子を紹介した。今回は四国二番目の高知県高知市を目指して移動するところから始まる。それにしても近場を除けばここ2年で3回も四国に来ていることになる。ずばりその理由を例によってAIに聞いてみた。
すると①うどん・みかん・かつお・すだち②道後・琴平・足摺・祖谷③しまなみ街道・四万十川・オリーブ畑・鳴門④お遍路・城下町・お祭り・街並み等どの県にも自慢の食や温泉、景観や歴史文化がありコンパクトな四国に凝縮されている点を挙げていた。
そこで今回は四国全県巡り続編(第2回)を紹介しようと思う。
※扉写真は松山城の天守閣から見た景色
【前の日の松山城の様子】
(1) 松山城

実は大街道の鯛めし屋でランチした後はリフトで松山城へ向かっていた。前回は歩いて登ったが今回は楽して本丸に到着。広場の桜は一分咲き…満開だったらさぞ美しいに違いない。観光客訪問ランキングではベスト10圏外の松山城だがいつ来ても見どころは多い。
(2) 天守閣からの眺め

天守閣から見た本丸広場。枯れたような木々は全て桜のようだ。先ほど見た一分咲きの桜も遠くに見える。それにしても2年前と比べて外国人観光客の姿が多いのに改めて驚く。ガイドに案内されてぞろぞろと階段を上がってくる団体客や個人旅行と思しきグループまで様々だ。
【早朝の道後温泉本館】
(3) 道後温泉本館

こちらがリ改装を終えた道後温泉本館。前回の四国旅では入館できなかったのでぜひ訪れたかったスポットだ。早朝6時の開館なので徒歩1分の大和屋さんから入浴セットと草履を借りて入り口を目指す。アニメ「千と千尋の神隠し」の舞台、湯屋のモデルになったと言われている。
(4) 道後温泉本館入口

こちらが入口。昨夜は長い列が出来ており「2時間待ち」ということで翌朝一番を狙ったが皆考えることは同じようで既に列が出来ていた。ただ昨夜より短いので第1回目の入浴枠に入れそうだ。個室のある上等な風呂ではなく一番大衆で値段の安い風呂を選んで入館した。
(5) 男湯

こちらが男湯。思ったよりも小さな湯船に結構人がぎっしりと並ぶ。後から入ってきた人は身体を洗いながら入れるのを待っている。実はここに来る前に宿の温泉が朝4時から入れるので身体を予め洗っておいた。入浴前にお湯で流してすぐ入れたので万事スムーズだった。
(6) レンタカーを借りる

さてここからは2日目の様子。道後温泉に入って宿で朝食を取ってチェックアウト…松山駅前のニッポンレンタカーを目指した。店ではスタッフ二人のうち一人がインバウンド客にかかりっきりで受付が混んでいる。予め保険内容を決めて予約するシステムにすれば混まずに済むのでは?と思ってしまう。
【高知県に入る】
(7) 国道33号で仁淀川町へ

前日タクシーの運転手さんに「レンタカーで高知に行くなら高速より国道33号線で仁淀川経由がお勧めですよ…」と聞いたのでナビをセット。山道に入ると確かに高速では味わえない雄大な景色が広がる。途中仁淀町の仁淀川河岸で見かけた家々の景観は風情があって素晴らしかった。
(8) 上流の浅尾沈下橋

昨年は四万十川の沈下橋を訪ねたが今回は仁淀川を辿る旅を満喫している。こちらは仁淀川上流にある浅尾沈下橋。川の水の綺麗さが写真からも伝わると思う。遠くの山は薄らピンクに染まっているが山桜の花が咲いているからだとか。護岸工事のされていない自然な川の流れに癒される。
(9) 下流の名越屋沈下橋

こちらは下流の名越屋沈下橋。前の日が雨だったせいか仁淀ブルーには出会えなかったが四万十川流域よりさらに素朴で自然のままの景観が良い。この日は抜けるような青空が広がり気温も上昇したようで33号沿いでもあちこちで桜祭りが開催され人々が集っていた。
(10) 高知市内へ

高知市内へ昼過ぎに到着、チェックインを後ですることにして車だけ停めておこうと思ったらホテル専用駐車場が空きなし…荷物を積んだまま何とか停めて繁華街を目指す。土佐電に乗るのも良いが運転ばかりしていたので運動がてら歩いてアーケード街を目指した。
(11) ホテルから見たJR高知駅

因みに翌朝ホテルの部屋から見た高知駅の写真がこちら。左手に土佐三志士像が見える。右手には土佐電鉄の始発駅が見える。周辺に飲食店がないので駅近のホテルにする必要もなかったか…。モダンな駅舎も悪くないが平屋造りだった国鉄時代の高知駅の方が好みだ。
(12) ひろめ市場へ

昼から大賑わいのひろめ市場。ネクタイ姿の人達は早めに仕事を上がったのだろうか既に出来上がっている。それにしてもメニューの凄いこと、孤独のグルメではないが端から読んでいたらいつまで経っても注文できなさそうだ。ここはドリンクだけ頼んで食べ物は別の場所で…。
(13) やいろ亭の塩鰹のタタキ

写真は初めて訪れて以来贔屓のやいろ亭お勧めカツオのタタキ。塩とニンニクで食すのが美味い。お好みでワサビを乗せてもよし、土佐の地酒と一緒に至福の時を味わう。ここは青さのり天ぷらも評判が高い。あとは安兵衛の「屋台餃子」もお勧めだそうな。自分で歩いて探すのも面白い。
【香川県に入る】
(14) 半年ぶりの琴平駅
旅も3日目、あっという間に最終日だ。朝早くホテルを出て車で琴平温泉を目指す。予定通り昼前に宿に到着。駐車場に車を停めて観光に出かける途中、琴平電鉄の琴平駅の前でパチリ。いつ着ても絵になる駅だ。金刀比羅宮のお参り用に作られただけあって風格がある。(15) JR琴平駅にて

琴電の琴平駅を過ぎてJRの琴平駅で切符を購入。改札を入って次の土讃線列車をホームで待つ。やって来た列車は阿波池田行きのワンマンカー。ディーゼルカーが一両のみというローカル線では見慣れた風景だ。列車は比較的混んでいたが何とか座れた。
【徳島県に入る】
(16) 坪尻駅

土佐(高知)と讃岐(香川)を結ぶ土讃線が四国山地に差し掛かるとディーゼルエンジンが一段とうなりを上げる。トンネルを幾つか越えて到着したのが坪尻駅…ここは徳島県の西に位置する。阿波踊り以のイメージが不足していると言われるが坪尻駅は徳島県の新名所になり得ると思う。
※写真は今しがた乗って来た阿波池田行き。
(17) 桜の花

残念ながら桜は既に散っていたようで葉が出てきている。秘境駅として名高いここ坪尻駅だが桜の季節は特に素晴らしいと聞く。いつか満開の桜を愛でに来たいものだ。この日列車から降りたのは全部で5人、一日平均乗降数が2人なので倍以上ということになる。
(18) 特急通過

琴平駅で乗車した列車がここ坪尻駅に着いたのが12時34分。コンビニで買い込んだお弁当を食べながら景色と秘境感を満喫する。次に来る琴平方面の列車は13時53分なので1時間20分もある。鈍行列車は上下ともに一日3本ずつなのに特急列車が頻繁に通る。
(19) 県道5号まで歩いてみる

坪尻駅は谷底にあり家も道路もない。はるか上の県道まで山道を上らなければならない。食後の運動を兼ねて山道にトライ。ヘビが出ると聞いたので緊張しつつ歩き始める。清流を横目にガレ場を避けて歩くこと約25分、県道に到着したら急いでUターン…列車に乗り遅れては大変だ。
(20) 琴平駅へ戻る

やって来たのはこの日最終の多度津行き。元々坪尻は単線の土讃線で上り下りの列車が交換する信号場だったのを地元住民の要望で駅に昇格したらしい。確かに県道の上には集落が見えた。とはいえわざわざ谷底の坪尻駅を利用するより今は自家用車の時代、駅として存続していること自体奇跡に近い。
(21) 宿へ

再びJR琴平駅に戻ってきたのが2時半。未だチェックインには早いので車の荷物を宿に預けて金比羅山のお参りに繰り出すことにした。高知県から琴平温泉のある香川県まで移動する間に徳島県の坪尻駅で過ごしたので無地四国四県巡りも終了。写真は宿へ向かう秘密?の小路。
(22) 敷島館

今宵の宿がここ敷島館。国の登録有形文化財であった先代の敷島館の建材などを再利用して2019年共立リゾートによりリニューアルオープンしたそうだ。今年で開業7年目だが外観も館内もまだまだ新しい。昨年夏にバイクで訪れて以来のリピートだ。
琴平温泉のある香川県は台湾・香港の観光客に人気が高く文化・自然・食体験がバランスよく支持されている。一昨年の統計でも四国でインバウンド人気ランキング1位を獲得、国際線発着の高松空港を含めアクセスの良さが高評価に繋がっている。
一方昨夜泊まった高知県は四国の中で南に位置しておりアクセスのし難さもあってかインバウンド人気ランキングでは四国の中で4位だった。しかも日本人が選ぶ「行ったことない都道府県」でも2位に入るなど観光産業で高知は後れを取っている。
更に深堀りすると高知県に「行かない理由」のトップはアクセスと交通費、県内の移動がし難いこと。その次に「何があるか分からない」というイメージの薄さが指摘されている。坂本龍馬は有名だが人物と観光を結びつけるには限度もあるだろう。
尤も自分のようにインバウンドも日本人観光客も避けたい天邪鬼にとって高知は理想のスポットなのだが。
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