ボストン滞在記① | Room Style Store

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2026/08/01 08:12


今年の春はいつになく慌ただしかった。スコットランドから戻ってきたのが四月下旬…五月のGWこそ信州のセカンドハウスでのんびり過ごしたものの中旬から今度はアメリカへ行く支度に追われていた。観光客といえどもアメリカへの入国は以前よりチェックが厳しい感じだ。

ESTA申請にはSNSに関する申告もある。フェイスブックやXは利用してないのでインスタグラムのアカウントのみ申告…アメトラやアメカジにアメリカ製品愛好者なので入国拒否はされないだろうが「アメリカへようこそ」のメールが届くまでなんだか落ち着かなかった。

何はともあれ渡米の準備も完了、出発の日を迎えた。そこで今回から何回かに分けてアメリカはボストン滞在の様子を紹介しようと思う。

※扉写真は夕暮れの成田空港

(1) 久々のスカイライナー
このところ海外旅行といえば欧州が続いていたこともあり羽田空港がデフォルトだったが今回は久々の成田空港からの出発だ。ところが肝心の成田行きリムジンバスはいつの間にか一日に数本に減少していた。なんでもコロナ禍で減便したまま運転手不足の為元に戻せないらしい。

(2) セキュリティポイント
かつてのセキュリティチェックポイント。今もブースが残っている。昔の成田空港は空港反対運動の影響で至る所に警察官や機動隊員が居て物々しかった。海外駐在時も一時帰国する度にここでパスポートを掲示してチェックインカウンターに向かったことを思い出す。

(3) さくらラウンジにて
チェックインしたらさくらラウンジへ。フライトが夕刻なのでデニッシュにスパークリングと軽食をチョイス。地元からバスで羽田に行ける気楽さと比べると早くなったとはいえ日暮里からスカイライナーで成田に向かうのはスーツケースを転がすと結構大変だ。

(4) ラウンジ名物
軽食で済ませるつもりがJALのラウンジ名物ビーフカレーを我慢できずに持ってきてしまった。日本のカレーは今や本場インドにまで進出するくらいポピュラー、外国人旅行客も帰国前にもう一度味わいたいのか列に並んで待っている。羽田でも見かけたあるあるな風景だ。

(5) 搭乗機
一番手前の機体が本日の搭乗機。スコットランド旅行はロンドン便ということでエアバスだったが今回のボストン便はボーイング787ドリームライナー。同じアメリカ便でもニューヨーク行きはロンドンやパリ便と同じエアバスA350を運用しているようだ。

(6) 搭乗開始
夕暮れの成田空港。同じビジネスクラスだがロンドン便のエアバスA350よりやや狭い。シート幅の差は12㌢もあるそうな。上着を仕舞うクローゼットもないのでキャビンアテンダントに預けることになる。ウェルカムシャンパンを飲むうちに機体がスポットアウトし始めた。

(7) 出発
トレーラーに牽かれて後ろに下がり始めた機体。滑走路に辿り着くまで他の航空会社の飛行機が見られるので結構楽しい。羽田空港が国際線を本格的に再開したのが2010年。既に発着便数は成田を上回っていると思ったていたが実際は成田空港が依然として日本一だという。

(8) 闘争の歴史
成田空港の滑走路横にあるフェンスに囲まれた民間家屋。買収されず残った土地=飛地の現在の様子だ。土地収用法による立ち退きを用いない…という話し合いの合意があったため今もこうして残っている。とはいえ紛争があった1960年代後半から既に60年が過ぎている。

(9) ANA名物機①
こちらは全日空の名物エアバス。サンセットオレンジ色の機体はフライングホヌ3号機、通称ラーだそうな。流行りのラッピングかと思ったが過酷な上空では耐えられないのか全塗装とのこと。16色の塗料と930周類もの型紙でマスキングしてスプレー塗装を施している。

(10) ANA名物機②
こちらもフライングホヌ、エメラルドグリーンの2号機で通称はカイとのこと。因みに見かけなかったがブルーの1号機は通称がラニだそうな。3機とも成田〜ハワイ便に使用されている。なんと座席数は520席、空席が出るのでは?と思いきや結構満席になるらしい。

(11) メニュー
程なく離陸、お待ちかね夕食の時間だ。事前予約では和食にしたがメニューを見たらなんとスコットランド旅行のロンドン便と同じと判明。急遽洋食に変更可能かリクエストした。数があるか確認してくれるとのことで返事を待ちながら洋食のメニューを見ているところ。

(12) 洋食
写真は前菜の「真鯛の炙りとイセエビ入り春の豆サラダ」急なお願いにも関わらず手はずを整えてくれたキャビンアテンダントに感謝して味わう。アメリカン航空とのコードシェア便ということもあり機内はアメリカ人観光客の姿も多い。東海岸への帰国便として人気なのだろう。

(13) メインディッシュ
こちらがメインの牛フィレ肉のステーキ。赤ワインとワサビの二色ソースだそうな。因みにJALの機内食は和食の方が人気なことが多いらしい。事前予約しないと機内で和食が売れてしまい洋食に変更可能か聞かれることもあるとか。自分は真逆だったかもしれない。

(14) デザート
こちらがコースのデザート、メニューには桜と苺のムースとあるが如何にも春らしい色合いだ。もう何年もJALばかり乗っているので他と比較したことがないがいつも感心させられるのがデザートの味。ちゃんと桜の花びらが乗っている。食事全体の満足度を高める一品だ。

(15) ローガン空港
ジェット気流に乗って順調にフライトを続け目が覚めて軽食を済ませるとほどなく降機地のボストンローガン空港が見えてきた。7年ぶりのアメリカだ。18時25分に出発して約13時間、到着時刻が同日の18時15分というから少々ややこしい。

(16) 窓の外
久しぶりの親戚宅。相変わらず窓の外には隣家が見えないほど森林が広がっている。夜の8時まで明るいので西日が良い感じに横から差し込んでいた。日本を訪れたアメリカ人観光客が景観を喜ぶ様子をニュースで見るが日本人からするとアメリカの自然の雄大さに圧倒されてしまう。

(17) ジャズナイト
翌日はお隣のバーモント州でジャズナイトがあるというので車を二時間ほど飛ばして会場へと向かった。ボストンのあるマサチューセッツ州の北に位置するバーモントは同じニューイングランド地方の州。人口が全米50州のうち49番目に少ないそうだ。

(18) ジャズナイトの看板
この日のトランぺッター兼コンポーザーのショーン・ジョーンズが演奏者。2007年にグラミー賞を受賞したナンシーウィルソンのアルバムに参加するなど精力的に活動しておりボルティモアにあるジョンホプキンス大学ピーボディ音楽院のジャズ学長も努めているそうだ。

(19) ライブの様子
バーモントジャズセンターのボードの下で熱演するショーン・ジョーンズ。隣のベーシストはショーン・ジョーンズが学長を務めるピーボディ音楽院を卒業した若手。ジャズベースパフォーマンスとレコーディングアーツ、サウンドエンジニアリングの学位を取得しているという。

(20) ショーン・ジョーンズのソロ
突き抜けるように明るく輝く美しい音色と評されるショーン・ジョーンズのサウンド。マイルス・デイヴィスなどの伝統を受け継ぎつつ力強さと柔軟性を兼ね備えたモダンな演奏が得意だそうな。音を遠くへ飛ばすことと空間全体の響きを重視していると自身が語っている。

ボストンに到着して翌日早速ライブ演奏を楽しむなど幸先の良いスタート。ただ半月の滞在中メインイベントは3つに絞っているので基本はボストン郊外の親戚宅でのんびり過ごす予定だ。スコットランドで毎日冒険続きだったこともありボストンではフリーを満喫したい。

肝心のメインイベントは①コネチカット州のザ・シューマート訪問②メイン州のランコート社訪問③ボストン市内観光に絞ってある。今回はニューヨーク訪問はパス。ラルフの本店もポールスチュアートの現状もブルックスの本店も気になるがさりとて買いたいものもなし。

日本のインバウンド客がモノ消費からコト消費へとシフトした結果田舎を訪れるのと同様、自分も消費から体験へ都会から田舎へと興味が移っているようだ。

By Jun@Room Style Store