2026/11/07 08:14

アメリカンファッションのアイコンといえば?とAIに聞いたらリーバイスやレイバン、コンバースの名前が挙がった。なるほどいずれもカンパニーネームだがどんな商品かすぐ目に浮かぶ。リーバイスなら501、レイバンならウェイファーラー、コンバースならオールスターだろうか。
中学時代バスケ部に少しだけ在籍したせいかキャンバス地のスニーカーに特別な思い入れがある。勿論コンバースなど知らない時代、国産の月星バッシューだったが足が大きくなって履き替える度に気分が高揚したものだ。大人になってコンバースのハイカットに行き着くのも当然だろう。
最近は履くのが面倒でローカットばかりだがコンバースはいつもスペシャルな存在、ふと気が付けば新色が一足、また一足と増えている。そこで今回はそんな我が家のコンバース事情を紹介しようと思う。
※写真は米国製コンバース
(1) 勢揃いしたコンバース

日頃履いている5足を除いてマイコンバースを集めた集合写真。中央の3足は貴重な米国製だ。ハイカットが3足であとは全てローカット…履くのが面倒なこともあるがパンツと靴を繋ぐソックスに関心があるせいかどうしてもローカットを選んでしまうことが多い。
【米国製】
(1) 1990年 ハイカット

初アメリカ製コンバースは1990年。忘れもしないパルコのスニーカーショップだった。既に舶来ものの革靴を買い漁っていた頃だったが棚に並んでいたハイカットの生成りオールスターを見て久々に中学時代の思い出が蘇り、気が付くと青と2色買していた。
(2) MADE IN USAの小文字

ヒールラベルに小さく書かれたメイドインUSAの文字。ヒールが片減りして字が消えかかっているが貴重なお初の米国製コンバースだ。途中から殆ど履かずに取っておいたら生成り色がだいぶ変色したがスニーカークリーニングですっかり綺麗になって戻ってきた。
(3) 星入りコンバースの文字

中敷のロゴは青囲みのないタイプ。しかもコンバースのOの文字に☆が入ったタイプだ。1990年代前半のロゴだそうな。これが後半になるとチャックテイラーの文字やコーションマーク即ち注意事項が入るらしい。コンバースの歴史に詳しいコレクターのサイトは勉強になる。
(3) 1995年ジャックパーセル

我が家で唯一オールスターではないコンバース。赤レザーのジャックパーセルは1995年海外の赴任先で購入したもの。例のナイキエアマックス95が社会現象となった年だ。現地でもナイキブームに沸く中、手に取る客もなく静かに売られていたのがこの靴だった。
(4) 中敷き

初オールスターハイカット同様青囲みのないコンバースのロゴ。☆入りOが90年代前半の製造年を表す。なるほど購入年とも合致する。当時はよもやアメリカ製のコンバースがなくなると思いもせずガンガン履いていたが今にして思えば予備を買っておけば…と後悔。
(5) 2000年モデル

ミレニアムに突入、来たるべき世紀はバラ色になると皆が思っていた時代だがコンバースはなんと2001年の年明け早々に破産、3月にアメリカの工場が全て閉鎖されてしまう。写真のオールスター2000はラストアメリカと呼ばれる特別な一足になってしまった。
(6) 特別な中敷

2000の文字が特別な証し。ハイテクスニーカー台頭でコンバースは業績悪化と米国内生産のコスト増に苦しみ経営破綻したことでコンバースジャパンが誕生。その後ナイキ傘下で米コンバースがリブランディングすると世界に二つのコンバースが存在することになる。
(7) ヒールパッチ

メイドインUSAの文字が入ったラストアメリカのオールスター。たらればは意味のないことかもしれないがアメリカ製の工場を一つでも残してナイキが救済していたら…プレミアムな米国製オールスターが今も作られていたのではと思うとなんとも残念な気がする。
【日本製】
(8) ラングラーとのコラボ品

さてここからは日本製コンバース。久々のハイカットかつ素材がキャンバス地ではなく大好物のデニム。ラングラーとのコラボ品ということでついポチってしまった。それにしても最近のコンバースジャパン、立て続けに魅力的な商品を出してくるじゃないか。
(9) ラングラーのロゴ

さりげなく縫い付けられたラングラーのロープロゴのピスネーム。履いてしまえは全く見えないものの履いている本人の満足度は高い。ラングラーを象徴するデニムは国産のカイハラ社製ブロークンデニム、内側の踝にはレザーの円形パッチが付くなどジーンズを意識した仕上がりだ。
(10) デニムオンデニム①

デニムのスニーカーにデニムパンツを合わせる。これも立派なデニムオンデニムだ。ただしデニムは色味を変えた方が良いのでウオッシュとビンテージ加工の施されたものをチョイス。久々に紐を全部通してしっかり結んだら面倒なれど気分が良い。中学生の頃を思い出した。
(11) デニムオンデニム②

ナイキ傘下のコンバースUSは甲が低くデザインされているのに対してコンバースジャパンはより甲高に優しいパターンなので羽根が広がらず格好良く収まる。インドネシア産の廉価オールスターはすぐにソールとキャンバス地の境目に亀裂が入るのが欠点だが写真のコラボ品など企画ものは値段は高いが質は確かだ。
(12) 米国製デニムスニーカー

デニムスニーカーといえばアメリカ製オピウェイのホワイトオーク工場にあった織り機で作られた希少なデニムを使ったアメリカ製スニーカーをふと思い出した。最近履いていなかったが久々に箱から引っ張り出して撮影。キャンバス地も良いがやはりデニムスニーカーは格好良い。
(13) レガシーOX

(14) チノパン×コンバース①

純白のキャンバス地は汚れが気になる。生成りの方が気楽かもしれない。廉価版オールスターとの違いは中敷きに反発素材を用いてクッション性能を高めているところ。ハイテクでナイキに負けて破産したコンバースが今の中敷き開発に成功していたら今と結果は違っていただろう。
(15) チノパン×コンバース②

ローカットのオールスターをコンバースジャパンではOX=オックスと呼んでいる。この靴は正しくは式オールスターのLGCYOX(レガシーオックス)と呼ばれる。通常のローカットと違い1980年代中頃までの特徴である両サイドの当て布とステッチが再現されている。
【ナイキ版】
(16) CT70ブラウン

(17) ワークパンツと①

一方こちらはコンバースUSのローカット。CT70(70年代のチャックテイラーモデルの意)と呼ばれるものだ。数年前までは小こちらも日本のレガシーOX同様本物の当て布を施していたのに最近はステッチだけというなんちゃって復刻モデルになってしまった。
(18) ワークパンツと②

つま先の白い半円ラバー(キャップ)の部分が日本製よりも短いのが特徴。見た目が違うのでコンバース好きならJP(日本)企画かUS(アメリカ)企画か見分けがつくだろう。コーヒーブラウンとでも呼べそうな茶色が気に入ってアメリカで買い求めたもの。
(19) CT70グリーン

(20) デニム×コンバース①

もう一足もコンバースUSのCT70。ようやく定番のデニムとコンボを組んでみた。ミントグリーンの色合いが気に入って茶色とセットで購入。アメリカ国内では95ドル=約15,100円と日本より割高だがセールで65ドル=日本円で10,300円とかなりお買い得だった。
(21) デニム×コンバース②

同じサイズを買っても足首の当たりでどうしても羽根が開き気味になってしまうのは日本企画のように甲高設定になっていないため。アメリカ製のサドルオックスフォードもそうだが羽根が開き過ぎてしまうのはアメリカ製の紐靴の殆どがロウインステップ仕様になっているせいだ。
2001年にコンバース本社が経営破綻した際、日本では伊藤忠が商標権を獲得、コンバースジャパンが設立されるとアメリカ企画のCT70に代表されるコンバース販売できないよう2006年に提訴、2011年に関税による輸入差止受理が袂を分かつ明確な起点となっている。
個人使用であれば1~2足程度は商標権侵害にあたらないとして税関でもお咎めなしのようだが今回大幅な仕様変更に伴い当て布が省略されてステッチだけになったCT70をわざわざ日本国外で買って税関を気にしつつ持ち帰る価値はあるか?自分なら日本製復刻版一択だと思う。
寧ろ日本企画のコンバースには更なる魅力的なコラボ商品やメイクユアオウンなど自分だけのレガシーOXを注文できるシステムを展開して欲しいと思う。以前アメトラを日本が救ったという本を読んだがアメリカンファッションのレガシーを保とうと努力しているのは日本なのだ。
By Jun@Room Style Store
