銀座散策を楽しむ(後編) | Room Style Store

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2026/03/21 14:25


前回の銀座散策を楽しむでは銀座松屋のポロカントリーポップアップストアを紹介したが今回はその続編ということになる。昔銀ブラを楽しんでいたころは松屋銀座を見終わると向かいにあるビルに入っていたテイジンメンズショップや地下のハケット銀座に立ち寄ったものだ。

ハケットの似合うT店長とはロンドンのジャーミンストリート界隈の話で大いに盛り上がった。昔も今もショップを訪問する楽しみはスタッフとの四方山話。買物しない客など迷惑だったろうがベテラン店員さんならではの経験話や若い店員さんの最新情報はどれも貴重だった。

さて銀座松屋を出てからの銀ブラだが英国製アーガイルソックスで訪問以来(名店再訪)のロイドフットウェア銀座から同じ靴屋のトレーディングポスト銀座を経てビームス銀座に立ち寄りゴールの有楽町駅を目指すことにした。早速各ショップの様子を紹介していこうと思う。

※写真はビームス銀座店のマスコット人形

【ロイドフットウェア銀座】
(1) 懐かしの店構え
松屋銀座を出てロイドフットウェアへ向かう。ロイドが銀座に出店した頃、ポロ銀座のタキシードに合わせてグリーン製ストレートチップを買った思い出のある店だ。既にロイド青山店も代官山店もその隣のロイドクロージングもない。ロイド銀座の行く末が気になってくる。

(2) セール開催中①
マスターロイドの2足。右はエプロンフロントのタッセルローファー、ヒドゥンチャンネルソールのオークバークソールはクロケットジョーンズのハンドグレードラインと同等に仕上がっている。左はこれからの季節にぴったりなキャンバスとカーフのコンビだ。

(2) セール開催中②
ロイドフットウェア銀座では店内撮影不可だが許可を得て撮らせて貰った。せっかくのセールなので拡散を兼ねて記事にしている。興味のある人には行って見て欲しい。サイズが合えばかなりお得だろう。それにしても円安もあって英国靴も米国靴もおいそれと買えない値段になっている。

(3) セール開催中③
5万円を切るこちらの商品はVシリーズ。ロイドフットウェアらしくあくまで英国にこだわりノーザンプトンに発注したという。しかもグッドイヤーウェルトでダイナイトスタッドソールを装着している。コストパフォーマンスの高さで他を圧倒すると謳うのも納得のプライスだ。

(4) セール開催中④
充実したセールコーナー。スタッフ曰く「高くなり過ぎて英国靴を買う人がいない」とのこと。①為替や材料費の高騰による手が届く高級靴からの乖離②メーカー側の急激な値上げ③スニーカー通勤の浸透④革靴は重くて疲れるというイメージが英国靴の需要に変化を与えているようだ。

(5) 購入品
ぽつりと見かけた後付け用のキルティタンが良い具合にヤレていたので破格値で購入。昔ディスプレイ用の靴に装着していたのだろう。ボトルシェイプなので多分たいていの靴に合うはず…と読んで購入。会計後はこの春行く予定のスコットランド旅行話で盛り上がった。

(6) 装着例①
ライトベージュかオフホワイトか…白っぽいキルティタンに合わせるなら明るめの茶靴、いや茶白のコンビ靴が最適とクレバリーのコンビを指名。一番上のアイレットから紐を外してキルティタンを嚙ませれる。後は折り返して上の穴に紐を通して蝶結びすれば完成だ。

(7) 装着例②
同じツートンでも茶/茶のコンビ靴なら…と今度はジョンロブのエプロンダービーを用意。一番上のアイレットから紐を外すのが一手間だがキルティタンを噛ませるだけで印象が変わる。お勧めのカスタマイズだ。装着後はボトルシェイプのタンが靴をよりスマートに見せてくれる。

(8) ビル解体後の空き地
ロイドフットウェアを後にトレーディングポストに向かったら店があったはずのビルごと解体されて跡形もなくなっていた。急遽スマートフォンで新店舗を検索…なんと今しがた松屋銀座から来た道の途中にあったらしい。スマホのマップで確認しつつ店まで戻ることにした。

【トレーディングポスト銀座】
(9) 移転後の銀座店
こちらが移転した新店舗。開店は11:30とロイドフットウェアより早いので先にトレーディングポストに行けば良かったか…と思うも移転していたとはつゆ知らず。銀座の再開発が進んでいることを改めて感じた。どうも久々の銀ブラは行ったり来たりと効率が悪い。

(10) セール開催中①
ロイドフットウェア同様こちらもセール開催中。オリジナル商品やスペイン製に混じってイギリスのクロケットジョーンズが並んでいた。手前のスエード製アンラインドのビットローファーなんてすごく良いじゃないか!とサイズを聞くも残念。予想したとおり現品限りだった。

(11) コードバンタッセル
こちらはコードバンのタッセルローファー。ライニング有りのカチッとした面持ちだ。ロイドの店員とも話したが春の海外旅行はスコットランドを車で回るのでドラシューのような軽い英国靴を探している。定価なら在庫有りスエードのアンラインドローファーが候補か。

(12) マイサイズ
唯一セールでマイサイズだったのがこちらのダーティーバックス。ストームウェルトの堅牢な靴もブリックソールならば快適そうだ。ただ海外でのドライブは気を使う。いっそのことドライビングシューズを持参するか…とも思ったが車を降りて履き替えるのも面倒くさい。

(13) お買い得クロケット
トレーディングポストのクロケットジョーンズは他店にない独自のデザインが魅力、シーズン毎に新作が入荷するので公式ストアの会員になって以来欠かさずチェックしている。上のデッキシューズもシアサッカーのパンツに素足やローファーソックスで履くのが似合いそうだ。

(14) ドーバー
こちらはプロパーコーナー。エドワードグリーンを代表するドーバーは32万円を超えていた。ロイドで買った36年前が5万円弱だからなんと6〜7倍値上がりしていることになる。昔から高級靴読本で一位に選ばれる名靴だったが今は真の高級靴になったようだ。

(15) コードバンローファー
ブルックスブラザーズのオールデン製アンラインドペニーに対抗したかのようなクロケット製のアンラインドペニー「ハーバード」。ウィスキーコードバンの何とも言えない色合いが良い。その下にバーガンディコードバンの「ペンブローク」もチラリと見える。

(16) 広い店内
銀座で仕事帰りに「靴を試着、気に入ったものを買って帰る」シーンが思い浮かびそうな店内。英国靴以外にも米国のアレンエドモンズや国産靴などトレーディングポストらしい豊富な品揃えだ。やはり需要が多いのだろうか、レザースニーカーも抜かりなく揃えている。

(17) 洒落た前掛け
思わず買って帰りたくなった前掛け。地図を見ると銀座の他にも東京に2店舗、地方に4店舗も展開している。因みに現在はさらに増えて8店舗だそうだ。思えば初トレーディングポストは1991年の渋谷店だった。エドワードグリーンの黒靴を買って帰ったことを覚えている。

【 ビームス銀座】
(18) 何かが見つかる面白い店
さてこの日最後のビームス銀座に移動。移転前のビームス銀座は一階から三階にエレベーターで上がらないと二階に辿り着けない迷路のような店だった。初オールデンコードバンを買った店だ。写真は現在の店。やはり一階から三階まで上がる階段が個性的で気に入っている。

(19) オーナメント
最初に飛び込んできたのがこのオーナメント。スターなど著名な人をモチーフにしているらしい。下右の星条旗を持っているのは月面着陸のクルーだし上右のピンクジャケットはエルトンジョンではなかろうか。そんなことを思いながら眺めているとどんどん時間が過ぎてしまう。

(20) 拡大写真
ビームスの公式オンラインストアによればこのフェルト製オーナメントはバッグやポーチに付けるのがおススメとのこと。一点一点表情が異なるハンドメイドゆえお気に入りを選ぶのに迷いそうな気もする。インバウンド客も写真を撮ったり土産に買って帰ったりするそうだ。

(21) カセットテープ型スピーカー
ブルートゥース接続でスマートフォンから音楽を再生できる外部スピーカー。懐かしのカセットテープ型と言うところがミソ。マイクロSDカードに対応しているのでMP3音源も聴くことができる。値段以上に楽しめるレトロポップなデジタルガジェットだ。

(22) 旅行用ウォレット
春の海外旅行用に軽くて丈夫な財布を探していたところ目に付いたのが左下の黒いウォレット。ビビットな内張りは黒・桃・橙・黄・緑・青の全6色。ストラップが付けられるDカン搭載が決め手だった。スリの多いロンドンでは首から下げて腹にしまうのが一番安全だろう。

(23) グリーンを購入
何色か迷ったが緑を購入。聞けばお金の貯まる財布の色は黒・茶・金・緑らしい。黒/緑なら最強だろう。春の旅行先ロンドンを想定してオイスターカードを入れたが問題なし。カード社会の英国でこの財布から現金を取り出す場面が何回あるか分からないが準備は万端だ。

それにしても久々の銀ブラは天気にも恵まれ気分が良かった。ただ松屋銀座から三越や和光まではインバウンド客で混雑しているので一本奥を歩いた方が大人の街を味わえるだろう。せっかくだからランチでも…と考えたが煉瓦亭の前は開店前から行列だったのでパスした。

コロナ禍で激減した銀座の集客数もインバウンドの回復で2025年はかつてないほどの活況だったという。一方で日本人客の比率は低下しており①気軽に行きにくい②魅力が薄れたという声も聞く。日本人客を再獲得するためのイベントを打ち出してはという指摘もある。

そういえば今回の銀ブラも銀座松屋のポップアップストアがきっかけ…正に指摘どおりのイベントだったようだ。

By Jun@ Room Style Store