東北バイク旅(会津編) | Room Style Store

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2026/09/19 08:37


今年の夏は横須賀から東京九州フェリーにバイクと一緒に乗船、翌日新門司に下船した後九州を周遊して再びフェリーで戻る予定を立てた。ところが往路は予約が取れたものの復路は連日満席で予約が取れず…最終的に往路をキャンセルして九州から東北を巡る旅に予定変更した。

ところが7月28日に熊本を中心に大地震が発生、もし予定通りフェリーで九州入りしていたら日程的には丁度熊本に入っていたはず。恐らく地元の方々に迷惑をかけることになったに違いない。そう考えると運命のいたずらかは分からないが九州行きを断念して良かったと思う。

その後予定を変更して出発、あっという間の四日間だったが東京に近い福島から山形と宮城の三県を巡る「東北バイク旅」の様子を三回に渡って紹介しようと思う。

※扉写真は初日の夕食後のデザート

(1) 佐野SA
夜明け前に出発し東北自動車道の佐野SAで暫し休憩。一昨年からエンジンチェックランプが頻繁に点灯しておりセンサーを交換したものの症状は改善せず。ところが去年の北海道バイクツーリングで症状が出ず。空冷エンジンに優しい冷涼な気候だったからだろう。今回も今のところ絶好調だ。

(2) 東山温泉
初日は会津若松市に近い東山温泉に宿泊。朝早く出発したおかげで暑くなる前に宿に着いた。チェックインまで時間があるのでバイクを置いて市街まで歩くことにした。40分ほどかかるが東京より涼しいので苦にならず。それに宿で着替えてきたので足取りも軽い。

(3) 市内散策
会津といえば鶴ヶ城。写真は城下をぐるりと囲む外堀と城内を結ぶ16あった郭門(くるわもん)のうちたったひとつ残った石垣の一部だそうな。戊辰戦争に負けたのち次々と田畑に埋め立てられた中、唯一現存する国指定の史跡を横目に次の目的地へと向かった。

(4) 田季野
次なる目的地は田季野。当ブログでも福島応援旅で「熱塩温泉」に泊まった翌日訪問しているので過去記事を参照されたい。会津若松市を代表する名店だ。バイクを置いて歩いて来たのも田季野で会津の酒を楽しみたいがため…徒歩40分などまったく苦にもならない。

(5) 店内
昼前に着いたので客もまばらだが驚いたのはこの後…12時を少し過ぎると続々職場の同僚と連れだった団体客が入ってくる。あれよあれよという間に満席になった。お得なランチメニューがある訳でもないのに中々の混雑ぶりだ。それほど美味しいということだろう。

(6) 会津の酒
この日選んだ酒は末廣生酒300ml。地元会津若松の末廣酒造自慢の生酒だ。突き出しの枝豆と良く冷えた日本酒が合う。バイクの運転も歩いて来た疲れも吹き飛んでしまう。ここは輪箱(わっぱ)飯が名物。一品料理は多くないがおでんと馬のもつ煮を頼んで冷酒も追加…わっぱ飯の到着を待った。

(7) カニ輪箱飯
前回に続いて蟹わっぱ飯を注文。北海道の長万部や遠軽で有名な駅弁「かにめし」を思わせるがあちらは毛ガニでこちらは越後本ズワイ。ご飯の入っている曲げわっぱといえば秋田の大舘が有名だが田季野は奥会津で伝統的に作られている曲げわっぱを使っているのだとか。

(8) 欲張り輪箱飯
こちらは一番人気の欲張り輪箱。筍の芽や山菜に蟹、鮭の親子と正に味のオンパレード。これは旨い。尾瀬の麓にある桧枝岐村で500年の伝統を誇る曲げわっぱは元々山の民が昼食の弁当に持ち歩くための器。それを使って会津の食材を生かした料理に仕上げたのがここ田季野の原点とのこと。

(9) 趣のある建物
こちらは鈴善漆器店の建物。天保3年(1832年)の創業で会津漆の伝統を牽引してきた老舗らしい風格のある建物だ。蔵の内部は歴史や工程を説明する蔵や作品を展示する蔵、蒔き絵体験ができる蔵が集まっている。生憎この日は休館らしく駅に向かい東山温泉行バスで宿を目指した。

(10) 会津武家屋敷①
東山温泉に近い会津武家屋敷前で下車。チェックインまでまだ時間があるので拝観料を払って中を見学させてもらった。元は会津藩家老、西郷頼母の屋敷だったとのこと。家老とは武士の階級でいえば最上級、家老の中でもトップが筆頭家老又は主席家老と呼ばれていたそうだ。

(11) 会津武家屋敷②
ここは式台玄関、土間と上がり框の間に一段低い板敷き(式台)を設けた格式の高い武家屋敷の玄関とのこと。来客が駕籠に乗ったまま地面に足を下ろすことなくそのまま乗り降りできるよう作られている。武士や郷士、名主など限られた階層のみに許された格式ある作りだったようだ。

(13) 会津武家屋敷③
こちらは旧中畑陣屋。徳川幕府直参五千石の旗本、松平軍次郎の代官所として使われていた陣屋を現在の矢吹町から移築、復元した建物で県の重要文化財に指定されている。最近時代劇を見たせいだろうか、着物姿の武士がせわしなく廊下を歩く姿が思い浮かぶ。

(14) 会津武家屋敷④
こちらは旧中畑陣屋を入り口側から写したもの。会津といえば雪深いことで有名な場所。部屋の間仕切りは障子だけのように見えるが実際は廊下と縁側(庭と接する部分)に雨戸が設置されていて冬の寒さを凌いだようだ。とはいえ密閉性は低く実際はかなり寒かったようだ。

(15) 宿の温泉①
この日の宿は会津東山温泉「東鳳」。最上階の露天風呂が有名でインフィニティプールのような雰囲気がある。名前は「棚雲の湯」。明るい時間帯でもこの景色を満喫しながらゆったりと温泉に浸かれる。男女でレイアウトが違うので最低でも当日と翌朝の2回入るのがお薦めだ。

(16) 宿の温泉②
こちらは夜景を見ながらの露天風呂。名前は「空の湯」。冬は寒いだろうが夏は夜景を見ながら最高の気分を味わえる。経営母体はオリックスホテル&リゾート。元々はオリエントリースという名で企業向けの機械や設備のリース業から始まったが2019年宿泊事業に参入した。

(17) ダイニング
こちらは巨大なダイニング。ここのバイキングディナーは有名で、平日とはいえ夏休みということもありこの日も家族連れが大勢泊まっていた。時間帯で入場、二人連れだと大抵窓側の席に案内してくれるのでゆっくりと夜景を見ながら食事を楽しめる。

(18) ライブキッチン
ドリンクは全てフリー。ビールにワインに日本酒と好きな飲み物を料理に合わせて選べる。ライブキッチンも中々盛況で握り寿司に牛タン焼のゆず味噌掛け、天ぷらとソースカツ丼、どのコーナーも列ができるほど。全て選ぶとそれだけでかなりのボリュームになってしまう。

(19) ソースカツ丼
中でも美味しかったのがこのソースカツ丼。別に欲張って一人で3杯も頼んだのではなく公式サイトからお借りした写真だ。なんでもソースカツ丼は会津若松のご当地グルメだそうな。秘伝のソースを絡めたカツを千切りキャベツの上に乗せてご飯と一緒に食す…ああ至福のひと時よ。

(20) ネギそば
会津といえばネギそばも名物。なんと長ネギを箸代わりに使ってそばを食べるのだとか。特に有名なのが下郷地区にある「大内宿」で箸の代わりにネギを一本ですくって食べるのだとか。時々そばと一緒にネギをかじって大根おろしと一緒に食すのが美味しい食べ方のコツらしい。

前回は福島応援割を使おうとして条件が合わず断念したが福島県は「また来て」割の第3期を実施するようだ。期間は2026年11月1日から12月25日の宿泊分までが対象とのこと。受付開始は10月頃に福島県「また来て」公式サイトで確認するようにとの案内があった。

福島だけでなく本来この夏行くはずだった九州では今回の熊本地震に伴い、九州ふっこう応援割キャンペーンが10月1日から始まる。また少し福島から少し足を伸ばせば岩手県でも「おでんせ!岩手旅割キャンペーン」第2弾がやはりこの10月1日から実施されるとしている。

せっかくだから今年の秋は九州か岩手に行くのも良いかもしれない。

By Jun@Room Style Store